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HMV レビュー
ケンペ指揮ドレスデン・シュターツカペレ
1970〜76年ドレスデン聖ルカ教会におけるステレオ録音。巨匠ケンペが名門ドレスデン・シュターツカペレを指揮して完成させた、R.シュトラウスの管弦楽曲&協奏曲作品を集めた当セットは、以前から名盤として知られ、数々の賛辞を受けてきたものです。
収録作品は、どれもケンペの快活で柔軟な音楽作りが心地よい名演ばかりで、生き生きと楽しい《ティル》や、豪快で推進力に富む《英雄の生涯》、ダムのホルンに驚く《ドン・ファン》はもちろん、豪華な独奏者による協奏曲も万全の内容です。
また、当セットは、多くのリヒャルト作品を初演し、《アルプス交響曲》を献呈されるなど作曲者ゆかりのオーケストラでもあるシュターツカペレ・ドレスデン全盛期のサウンドが心地よく味わえることもあり、R.シュトラウスに関心のある方は避けて通れないきわめつけの名盤と言えるでしょう。9枚組で全25曲、651分収録。
CD-1:
・ホルン協奏曲第1番
・ホルン協奏曲第2番
・オーボエ協奏曲
・デュエット・コンチェルティーノ(クラリネット、ファゴット、弦楽とハープの為の)
CD-2:
・ブルレスケ(ピアノと管弦楽の為の)
・家庭交響曲余禄(ピアノと管弦楽の為の)
・交響的練習曲《パンアテネの行列》(ピアノ(左手)と管弦楽の為の)
CD-3:
・交響詩《ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら》
・交響詩《ドン・ファン》
・交響詩《英雄の生涯》
CD-4:
・ヴァイオリン協奏曲
・家庭交響曲
CD-5:
・交響詩《ツァラトゥストラはこう語った》
・交響詩《死と変容》
・楽劇《薔薇の騎士》からワルツ(ケンペ編)
CD-6:
・楽劇《サロメ》から7つのヴェールの踊り
・バレエ《町人貴族》組曲
・バレエ《泡立ちクリーム》からワルツ
・バレエ《ヨゼフ伝説》交響的断章
CD-7:
・メタモルフォーゼン
・アルプス交響曲
CD-8:
・交響詩《イタリアより》
・交響詩《マクベス》
CD-9:
・交響詩《ドン・キホーテ》
・クープランのクラヴサン曲による舞踏組曲
曲目リスト
ディスク 1
Horn Concerto No. 1 In E Flat Major, Op. 11
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1I: Allegro
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2II: Andante
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3III: Allegro
Horn Concerto No. 2 In E Flat Major
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4I: Allegro
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5II: Andante Con Moto
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6III: Rondo (Allegro Molto)
Oboe Concerto In D Major
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7I: Allegro Moderato
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8II: Andante
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9III: Vivace
Duett-Concertino For Clarinet, Bassoon And Strings
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10I: Allegro Moderato
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11II: Andante
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12III: Rondo (Allegro Ma Non Troppo)
ディスク 2
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1Burleske
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2Parergon Zur Sinfonia Domestica, Op. 73
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3Panathenaenzug, Op. 74
このディスク 1 と ディスク 2 の曲目リストです。 すべてのディスクの曲目が見たい場合はこちら
商品ユーザーレビュー
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遊悠音詩人 | 埼玉県 | 不明 | 2010年05月16日
あくまで演奏評ではなく録音評。演奏は諸氏絶賛の通り文句なし!だが音質は最低最悪!この録音、原盤LPはドイツ・シャルプラッテン(Eterna)である。名エンジニア、クラウス・シュトリューベン氏が担当しており、ロケ地は聖ルカ教会とある。シャルプラッテンの復刻CDは、Eterna(Berlin Classics)およびKINGが最も優秀で、シュターツカペレ・ドレスデンの艶やかで奥行があり、しかも渋さや重厚感にも事欠かないという絶美なサウンドをよく再現している。ところが旧東独の崩壊と共にシャルプラッテンは解消、数多の音源は西側諸国に渡り、大手レーベルに買われた訳だが、中でもEMIに買われた音源は、悲惨なことに、見る影もなく改竄されてしまっている。具体的には、高音偏重、低音減衰、厚みの欠如、音場の平板化などが見られる。しかもリマスタリングが新しいほど上記の症状が顕著であり、シャルプラッテン原盤に限らず自社生産の数多の音源も衰弱しきっている。国内盤に至っては、無理矢理音圧を補強した挙げ句、響きがダマになって聴けたものではない。先人達が残した貴重な遺産をいじくり回した挙げ句駄目にするEMIよ、恥を知れ!1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ベームの親父 | 東京都世田谷区 | 不明 | 2009年03月16日
(後記) 図書館でGREAT BOX(1990(1991)年?発売)のおそらくこの全集が初めて出た時のCDを聴いたが、僕はその初全集の音の方が鮮明(生々しいといった方が正しいか)で良いと思った。 奇しくもフルトヴェングラーのベートーヴェン交響曲全集も同じことが言えると思う。(「第2」と「第8」は苦手だが) EMIの全集はマスタリングをするごとに音が段々と悪くなってしまうようで残念だ。(ただ、ドン・ファンは少々ピッチが上ずっているように聞こえるのが気になるが)0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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mizumoto | 東京 | 不明 | 2008年08月06日
あらためて言う必要もない稀代の名盤。ドンファンに関して ちょっと前のめりに先走っている印象が好き嫌いを分けると思うのですが、ケンペのドンファンは ロイヤルフィルを指揮した これ以上に良い まったく素晴らしいレコードを愛聴していました。国内CDは出ておらず 怪しい外盤で 幻想交響曲とカップリングされて発売されているのを見たことがありますが− これをCD発売してほしい。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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