2008サポーターコミュニケーションデーにむけて、質問。 質問:クラブビジョンと戦略 ジェフのクラブビジョンとその実現に向けての質問です。 ジェフがどこに行こうとしているのか、何をしようとし、フロントは何を考えているのか。今までにクラブビジョンが掲げられていたとしても、それに向かうためのジェフ全体の舵取りがサポからは何も見えず、不信感を覚える。ジェフのクラブビジョンに関し、改めて説明を望みたい。 以下、過去のサポコミから関連発言を抜粋/要約。 2004年サポコミ:取締役企画部長 平山博光 2003年において、2010年に向けて新たにクラブビジョンを作り直した。 これは3本の柱から成り立っている。 1つは魅力あるクラブを作るということ、 2つめは地域とともに歩むクラブを作るということ、 3つめは自主自立の経営。 この3つを私たちクラブの目標とする。 2005年サポコミ:常務取締役 平山博光 2010年にむけてクラブビジョンを策定し、マニュアル化した。 1つは「魅力あるクラブづくり」、優勝できるチーム、タイトルを獲れるチーム。 あるいは皆様に愛されるチーム。選手の教育。育成システムの確立。 2つめは「地域とともに歩むクラブづくり」、サッカーの普及と指導者育成が大きなテーマ。 3つめは「自主自立の経営」、増収のための施策や業務の改善・コスト意識の徹底など。 これらについて具体的に項目をあげて、2010年までに達成したい。 2006年サポコミ:代表取締役社長 淀川隆博 1)魅力あるクラブ   トップチームを、優勝を狙うチームから優勝できるチームにする。   スクールを拠点とし、Jr.ユース/ユースでトップを支えていきたい。 2)地域とともに歩むクラブ   市原市と千葉市を核とし、上総地区・房総半島を中心とした普及活動で、   地域コミュニケーションやスポーツを中心とした文化的な活動を育てる。   地元出身選手や指導者がユース/トップ/海外へと活躍する姿を目指す。 3)親会社から独立して自主自立の経営をする   親会社からの広告宣伝費が減少する中、入場者増を目指す。   2005年は入場者数が振るわなかったがグッズ販売でカバー。   一刻も早く予算30億円を目指し、下部組織等充実させたい。 2007年サポコミ:代表取締役社長 淀川隆博 魅力あるクラブにしたい。 トップチームが常に優勝を争い、タイトルを取って、アジアに出て行きたい。 育成を強化。自前で育て、トップに上げていく「循環型」を目指す。 地域と共に歩むクラブにしたい。(地域を拠点とした「循環型」のクラブを目指す) そして経営を自立させる 入場者数の増加を何よりも目指す。 究極の目標としては、世界クラブ選手権のチャンピオンを夢見ている。 以上を踏まえて、今後のクラブビジョンとその実現に向けて、以下、ご説明をお願いしたい。 【「魅力あるクラブづくり」に対し】 ・掲げられた目標や理想に対し、それを実現するための具体的戦略や施策、方向性の説明がない。クラブは、いったいどのようにして「常に優勝を争い」「アジアチャンピオンを目指し」「サポに愛されるチーム」を作ろうとしているのか? ・「愛されるクラブ」とは具体的にどのような姿か?「優勝争い/強さ」=「愛されるクラブ」という事なのか? ・これだけ人材や選手流出が続くようでは、サポとしては愛しようがないのではないか? ・「愛されるクラブ」というのはサポにとってだけではなく、選手や関連スタッフにとっても「愛される」という意味のはず。これだけ流出が続く現状、選手からクラブは愛されていないのが事実ではないか? ・イビチャ・オシム前監督の強奪問題に関しては、今でも当時のフロント(淀川社長の対応)に納得いかないサポも多い。前回のサポコミから進展はあったのか?それとも前回のサポコミであった説明が全てなのか?あの件に対し、対JFAではなくクラブ自身として何を学び、何を今後につなげていくのか? ・サポからの信頼も高かった祖母井GMの退団、後任の唐井GMの解任など、クラブへの信頼を揺るがす人事が相次いでいる。GM(チーム統括本部長)はチーム強化戦略の根本であるはずだが、ここ数年安定できない理由はなぜか? ・またGMという重要なポジションが不安定でありながら、サポーターに対して状況の説明や今後の方向性の提示が行われないのはなぜのか? ・そもそも説明をしようとすらしないその姿勢はなぜなのか? 【「地域とともに歩むクラブづくり」に対し】 ・「サッカーの普及は」どのように行われているのか?「サッカーおとどけ隊」がその活動の全てなのか? ・「指導者育成」に関しては、どのように行われているのか? ・各大学との連携はどのように運用されているのか? ・「普及活動」以外の社会貢献活動(例えば情報弱者への支援活動など)は、ビジョンに含まれているのか? ・「サッカーの普及」と「指導者育成」は、地域のサッカー認知/人気への「先行投資」に近い。地域に密着するためには、それだけではなく地域のためにジェフ自身が積極的に何かしらの「プラスアルファの価値」を生み出す必要があるのではないか? ・現状では、「育成」「普及」以外の地域に対する活動は、選手の「施設への訪問」と「学校の訪問」「予防介護講座」くらいしか活動が見えてこない。「育成」「普及」以外で地域に対しアプローチする方法を考えているのか? ・また、もし地域密着について具体的なアイデアがあるのであれば、ビジョンを具体化するための施策/戦略として、ビジョンとあわせて表明してほしい。 ・そもそもサポーターの多くはホームタウンに近い場所に住んでいる者が多い。地域貢献において、アイデア出しや実際の活動など、クラブとサポーターがより密接に連携していけるのではないか?またそのようにクラブとサポーターがいっしょになって活動することで、クラブへの愛情や信頼、人気も増すのではないか? 【「自主自立の経営」に対し】 ・スポンサー営業はどのような状況か? ・入場者増に向けた営業活動はどうなっているのか? ・特に課題である平日開催の試合について、集客の施策はどうするのか? ・2007シーズンは、フクアリのキャパに対して動員率が70%超という報道があった。入場者数の増加はいいニュースではあるが、一方で入場収入に限界がある事もあきらかである。広告収入/入場者収入以外の、その他の収入(グッズ販売等)に対して、どのようにとりくんでいくつもりなのか? ・グッズ販売に対するPOSの導入、シーチケ販売に対するコアサポ情報の活用等、マーケティング活動全般が弱いのではないのか? ・法人全体の収益増のために、サッカークラブ以外の事業活動などは考えられるのか? ・他クラブにも実例があるが、サポーターが積極的に資金を後援できるシステムを設立する事は考えているのか? ・親会社からの自立をうたうのであれば、経営陣の任期を超えて長期的視野でのクラブ経営戦略が必要なのではないか? ・目標である営業収入30億円は達成できたのか?できたとしたら次の目標は? ・スポーツビジネスやエンターテイメントに対し、フロントスタッフが不得手なのであれば、外部スタッフの登用などを検討する事はできないのか? 『10年後、ジェフはどのような姿をめざすのですか?』 『それに向けて、どのような戦略をもってジェフは進んでいくつもりなのですか?』 質問:主要人材の流出 ジェフに関連する主要な人材が、相次いで流出する件に関し、質問です。 ここ数年間、ジェフというクラブ/チームを構成する主要な人材の流出が相次いでいる。クラブは流出をどのように考えているのか?流出の原因はなんなのか?また、その原因にどのように対策していくのか? 【淀川社長が就任した2004年度以後の、主要な人材流出を抜粋】 ・2005年1月14日: 江尻篤彦コーチ ・2005年1月19日: 村井慎二選手 ・2005年1月19日: 茶野隆行選手 ・2006年1月20日: 林丈統選手 ・2006年1月: 小倉勉コーチ ・2006年2月9日: 妻木充法トレーナー ・2006年7月21日: イビチャ・オシム監督 ・2006年12月15日: 祖母井秀隆チーム統括部長 ・2007年1月6日: 前田弘トレーナー ・2007年1月12日: 阿部勇樹選手 ・2007年1月17日: 坂本將貴選手 ・2007年6月27日: イリアン・ストヤノフ選手 ・2007年12月4日: アマル・オシム監督 ・2007年12月4日: 唐井直チーム統括本部長 ・2008年1月11日: 里内猛ジェフレディース監督 ・2008年1月15日: 羽生直剛選手 ・2008年1月18日: 山岸智選手 ・2008年1月18日: 水本裕貴選手 ・2008年1月: 水野晃樹選手 ・2008年1月: 佐藤勇人選手 以下、過去のサポコミから関連発言を抜粋/要約。 2005年サポコミ:常務取締役 平山博光 年俸抑制のために選手を移籍させているという事はない。 2005年サポコミ:チーム強化部長 昼田宗昭 選手にオファーがあったら必ず選手に伝える。 伝えずとも情報は必ず漏れる。選手との信頼関係を築きたいため。 村井・茶野選手に関しては、社長初めスタッフが何日もかけて説得するも、 最終的には本人が移籍を決断した。 2006年サポコミ:チーム統括本部長 祖母井秀隆 林選手とは一昨年から頻繁にミーティングを実施。 彼自身ジェフでやりたい意思はあるも、 90分やれる選手に成長するためには環境を変えるほうが良いと移籍を決断。 (サポには)理解できる人も理解できない人もいると思うが、 (経緯を)公式な場で話をする事が大事。 2007年サポコミ:代表取締役社長 淀川隆博 「育てた選手を売って経営を成り立てる」という考えはない。 しかしサッカーにおいては、選手が移籍していく事自体は避けられない。 坂本選手に関しては、ベテランから若手に切り替える時期にさしかかった。 その上で、本人がジェフではなく新潟でのチャレンジを選んだ。 阿部選手の移籍について、フロントに不満/不信という報道があったが、 実際の交渉の席ではそのような発言はなく、それは無いと信じている。 以上をふまえ、これだけの人材流出に関して質問です。 ・これだけ主要な人材が流出し続けるのは、組織として異常事態ではないのか? ・例え「選手の移籍」がサッカー界として避けられない現実だとしても、それはあくまでも一般論にすぎないのではないか? ・「サッカーでは移籍というものは必ず起こりえる」という一般論ではなく、必ず各ケースそれぞれに個別の事情があるのではないか? ・各ケースそれぞれに個別に事情があるならば、それぞれのケースを考え直すことで、今後のクラブ体質の改善にむけて対応や対策が可能なのではないか? ・主要な人材が毎年のように流出し続けているのは、何かクラブ体質や体制に根本的な原因があるのではないか? ・特に今シーズンオフは、例年以上に主力選手の流出が多い。これについてクラブはどのように考えているのか? ・今シーズンオフの移籍情報では移籍の理由に「フロントへの不信感」が頻繁に報道されている。この「不信感」とはいったいどういう意味なのか? ・この場合の「フロント」とはどういう意味か?チーム統括部を意味するのか、特定個人の事か、それともイビチャ・オシム元監督や祖母井元GMの退団からはじまるチーム体制の混乱の事か? ・それともジェフというクラブ組織全体の在り方や姿勢の事なのか? ・そもそも選手がフロントを信頼できない時点で、クラブに問題があるのではないか? ・この問題は、誰がどのように責任をとるのか? ・サッカーマガジンおよびサッカーダイジェストにおいて、ジェフフロント、特に淀川社長の言動が選手との間に軋轢を生んだと報じられている。特に試合のハーフタイムにおいてアマル監督を差し置いて社長自らが選手に指示を出すのは明らかな越権行為ではないのか?そのような行動がクラブ全体の不信感につながっているのではないか? ・坂本選手/佐藤選手/水本選手にまつわる移籍情報において、経営陣による慰留やフォローが何もなされていないと繰り返し報道されている。組織の業務管掌上、選手の慰留は確かにチーム統括部の業務であるとは思うが、「主力選手の流出危機」という事態に対し、縦割り行政で割り切ってしまってよいのか?ジェフのクラブ経営陣には、本当にクラブ運営に対する危機感があるのか? ・クラブ経営陣にとって、プロフェッショナル契約を結ぶ選手達をどのようにとらえているのか?従業員として扱うような言動が不信感を招いたと報道されているが、彼らは決して従業員ではなく一個人事業主であって、クラブとしてもしかるべき敬意と待遇をもって報いるべきではないのか? ・以前より、待遇では他クラブより金銭的に評価していてもそれ以外の要素(村井選手:代表をめざす、阿部選手:ACL、等)を理由に流出が続いている。今後のジェフは何をもって「他クラブではなくジェフだからこそ」選手達に選んでもらえる姿を目指すのか? ・主力選手の流出を防ぐ手段として複数年契約を交わす事は考えられないのか? ・これだけの主力選手の流出に対し、今後の強化施策はどうなっているのか? 『クラブにとって選手やスタッフはどのような存在なのですか?』 『選手達とクラブは、どのような関係を目指すのですか?』 質問:2007年における体制の混乱 2007年に起こったチーム体制の混乱に関する質問です。 2007年の一年だけでも、ストヤノフ選手の契約解除、アマル監督の解任、唐井GMの退任、それから現在にいたるまで強化体制の空白等、様々な混乱がおこっている。これは、それぞれどのような理由によるものか? 【ストヤノフ選手】 選手の立場からアマル監督を批判し、規律違反を理由に契約解除。 ・どのような経緯で批判発言に至ってしまったのか? ・本当にストヤノフ選手の退団は避けられなかったのか? ・そもそも、あの発言の原因はなんだったのか? ・本当に、クラブはストヤノフ選手を必要だと思っていたのか? ・残留に向けた動きや努力は、誰がどのように対応していたのか? ・一連の顛末を、フロントはどのように捉えているのか? ・主力選手のシーズン中の造反/離脱という責任はどこにあるのか? ・ただでさえ異国生活という事でストレスの溜まりやすい外国籍選手に対し、私生活や各種のコミュニケーションなどクラブとしてどのようなフォローが行われていたのか? ・選手個人の悩みやストレスに対し、サポートやアドバイスなど適切に行われていたのか? ・規律や意思疎通/意思統一、モチベーティングなど、チームマネジメント上の問題はなかったのか? 【アマル・オシム監督】 シーズン終了後に突然解任が発表される。 ・クラブとして、どのようにアマル監督を評価していたのか? ・解任という結論にいたった理由や経緯の説明がない。どのような判断と経緯、および誰の責任と決断によって解任にいたったのか? ・また、解任した上での後任監督が年明けまで決まらないなど、クラブ組織としての不手際や混乱が目立つ。解任するにせよ、もっと早期に監督交代に向けた動きはできなかったのか? 【唐井直GM】 シーズン終了後、契約更改をせずに突然の退任発表。 ・理由や経緯の説明がない。クラブフロントとしては、どのような判断と経緯、および誰の責任と決断によって唐井GMを退任させるに至ったのか? ・唐井GM退任の発表は監督解任と同時であり、しかも一部報道では10月末には本人に伝えられていたという。唐井GMの退任後のチーム編成に対し、フロントはどのように「引継ぎ」を考えていたのか? ・そもそもチームを編成する最高責任者であるべきGMが、後任監督人事も決まらないままに同時に空席となってしまったのはなぜか? ・退任が発表されたのはシーズン終了直後。実際は10月末にはそのような決断がなされていたと一部報道があったが、以後、2008年1月11日に昼田強化部長がGMに就任すると発表されるまで、後任のGM(チーム統括本部長)が空席のままだった。クラブ組織上、何かしらの判断がなされて唐井GMの退任が決定したにしても、強化責任者がこの重要な時期に空席となり、それによって選手の契約更改やチーム強化等、重要な時期に著しく組織の機能が麻痺してしまったように思われる。このクラブの強化体制の混乱は、明らかにクラブとしての問題ではないのか?またこのような事態はなぜ起こってしまったのか? 『なぜこんなにもチームが混迷を続けるのですか?』 『誰がどのようにチームに対して責任をもち、決断し、進めているのですか?』 質問:クラブとサポーターとのコミュニケーション クラブとサポーターとのコミュニケーションについて、質問です。 サポーターが、クラブ現状や今後の方向性を公式に問い合わせ、確認できる唯一の場がこのサポコミである。もっと頻繁に開催し、より積極的なコミュニケーションをお願いしたい。例えば開催回数の増加はできないのか? 以下、過去のサポコミから関連発言を抜粋/要約。 2005年サポコミ:常務取締役 平山博光 サポコミは1年に1回の開催として、定例化していると言える。 またサポーター団体がサポの意見を集約しクラブと話し合うというのであれば、月1回は難しいにしても、検討したい。 2006年サポコミ:常務取締役 平山博光 サポコミは一方通行ではなくお互いに意見を交換できるような場に変えていきたいとは思っている。徐々に方法を変えながら、より良くなるようにしていきたい。 しかし多くの皆様に集まっていただく事の限界もある。年に複数回の開催については約束できないが、試合会場等で気軽にご意見やご質問をいただきたい。 2007年サポコミ:代表取締役社長 淀川隆博 今までにもそのような意見を頂いているが、現状の開催だけでも汲々としているのが現状である。よって開催回数を増やしたいと思っていても、現状では難しいことを理解して欲しい。2006年のオシム監督問題のように緊急な状況では、別途検討する。 以上、今までのサポコミにおける発言を踏まえ、質問です。 ・1年1回のサポコミ開催では、新シーズン開始前かシーズン終了後にしか実施できず、様々な問題に対して結果説明のみとなってしまうのではないか?より頻繁な開催はできないのか? ・1年1回の開催では、サポからの意見や質問も多岐にわたってしまい、テーマが拡散、コミュニケーションが深まらず終わってしまう危険性が高い。回数を増やし、その都度テーマを絞るなど、今より有意義なサポコミにする事は検討できないか? ・サポコミの開催数増加は本当に難しいのか? ・サポコミの開催数増加に対し、フロントが否定的なのはどのような理由なのか?経営陣が参加するスケジュールの確保か、会場の確保か?それともサポの意見や質問を受付け、クラブとしてオフィシャルな回答を検討し答えるというプロセスそのものが負担なのか? ・今回のような本格的なサポコミ(経営陣の参加や、サポーター出席者が数百人という規模)が難しいにしても、より簡易な形で開催し、サポーターとフロントのコミュニケーションの頻度/回数を増やすことはできないのか? ・サポコミ以外でもサポーターとクラブがコミュニケーションをとる方法は考えられないのか? ・サポコミの回数増は難しいという発言にあわせ、練習場や試合会場で気軽に質問や意見を話して欲しいとクラブ側から発言されている。個人的なリクエストや質問であればそのような形で問い合わせることも問題ないと思うが、それだけではお互いに個人的な発言にすぎず、責任がない会話にとどまってしまうのではないか。 ・そもそもジェフのフロントは、クラブとしてサポーターとどのような関係を築いていきたいのか?「物言わぬ顧客」と「営利的な関係」をサポに求めているのか、「付かず離れず」の距離感なのか?、それとも共同体として密接な関係を築きたいのか。どのような関係を望んでいるのか、ぜひ聞かせてほしい。 『クラブにとって、サポーターはどんな存在なのですか?』 『クラブは、サポーターとどのような関係を築きたいのですか?』 質問:クラブ環境について クラブの施設や環境に関する質問です。 練習場や寮施設、クラブハウスなど、クラブ環境については随分と以前から、問題点として指摘されている。また、選手自身からも改善のリクエストがあがっている。これらの問題にどのように対応していくのか? ・長年にわたって問題が指摘されているにも関わらず、改善されてこなかった理由は何か?改善が難しい事情(予算?場所?)等あれば、あわせて教えてほしい。 ・練習場/クラブハウス/寮など、環境や設備の改善についてどのように考えているのか?構想や計画などがあれば、ぜひ聞かせて欲しい。 質問:選手育成 以下、選手育成体制に関する質問です。 過去のサポコミで、何度も育成体制と現状に対する危機感と改善の意思が、フロント自身より発言されている。それに対する改善プランや施策はどのように進んでいるのか。また改善状況など、教えて欲しい。 ・育成の現状に対して危機感を感じているというコメントが、今までのサポコミで語られているがその現状改善の進捗はどうなっているのか? ・また育成体制に危機感を感じるにいたった原因をどのように考えているのか? ・立地や練習設備等、環境の問題なのか? ・コーチやその他、人的な問題なのか? ・他Jクラブのユースや一般のサッカークラブとの競合なのか? ・他Jクラブとの競合に負けているのであれば、何が劣っている? ・ユースとトップの連動やコミュニケーションはどうなっているのか?阿部選手/佐藤選手をはじめ今までユース出身の主力選手たちは、彼らがユースであった当時、トップ所属選手達を間近に見る事でサッカーに対する刺激を受け、クラブへの愛着を高めてきたと繰り返しコメントしている。練習環境がばらばらな現状、トップと他カテゴリー間とでそのようなコミュニケーションはとれているのか? ・2007年末、佐藤選手がキャプテンとしてユースにサッカーシューズを贈ったと報道があった。今後、このようなつながりをクラブとして組織的に構築していく考えはあるのか? ・あくまでも選手個人の判断や発想で行われたのであれば、次につながらず一過性のアイデアで終わってしまうのではないか? ・ジェフリザーブズは今後どのように運用されていくのか? ・ジェフアマから続く流れを汲んで、2006/2007シーズンのように、トップやサテライトとはある程度距離を置いた育成組織として、アマ契約選手を中心にJFLを戦っていくのか? ・それとも2007シーズンでも何試合かあったが、トップやサテライトに準じる組織として、プロ契約の選手の育成組織として運用されていくのか? 質問:広報/宣伝/地域密着について 広報や宣伝、地域密着に関する質問です。 ジェフは以前より、情報発信の遅さや内容など広報体制に関してサポからリクエストが多くあげられている。またフクアリおよび広域化によって宣伝や地域密着の必要性も増している。これらの現状を教えてほしい。 【1:ジェフプレスの現状】 ・ジェフプレスの目的は新規顧客の開拓で間違いないか? ・効果測定をしているのか? ・配布枚数および消化率は? ・どれだけ新規顧客への認知拡大に繋がっているのか? ・もしくはスタジアム集客に繋がっているのか? ・既存のジェフサポのみがジェフプレスを読み、本来の目的である新規顧客への訴求が果たせていないという恐れはないのか? 【2:ジェフプレス以外の宣伝活動はどうなのか?】 ・千葉市内への情報発信はどうなっているのか? ・テレビ/ラジオでの情報発信はどうなっているのか? ・同じ千葉県内のクラブである柏に比べ、クラブ宣伝番組が明らかに少ない。この理由は?(番組スポンサーの問題?) ・それを改善する意思はあるのか? ・その他のメディア(雑誌やスポーツ新聞、PR会社等)に対する情報発信はどうなっているのか? 【3:広報について】 ・メディアに対する広報活動が全般に鈍く、質が低いように思われる。 ・聞かれた事に答えるだけのお役所的な広報にとどまっているのではないか? ・ジェフの広報は、自らネタを探して情報として世の中に発信し話題を作っていくという、積極的な広報努力が欠けているのではないか? ・情報発信が全般的に遅いのでは? ジェフ自身が発信する公式リリースでありながら、公式HPにおいて、他メディアよりも情報掲載が遅れてしまうのはなぜなのか? ・過去の議事録において、「記事の投げ込みで情報発信をしている」との説明があった。しかし「投げ込み」であれば、ジェフが他社に情報を発信する時点で、既に社内ではFIXしたリリース資料が必ず存在するはずである。社外のメディアと公開タイミングをあわせるにしても、ニュースメディアの掲載と同時に公式HPに情報が掲載できるはず。にも関わらず、社外メディアよりもジェフ自身の情報発信が遅れるのは、純粋に広報体制の拙さではないのか? ・ジェフ全体の情報量に対し、広報が実際に発信している情報が少ないのではないか? ・同じジェフでありながら、トップ以外の情報発信が不十分である。リザーブズに関しても、今シーズンオフの選手移籍に関していっさい情報が公式HPで発信されていない(入江⇒栃木SC、野澤健一⇒佐川印刷)。彼らはアマチュア契約だから掲載しないという判断なのか?それとも違う理由なのか?トップと同じエンブレムとユニフォームを着る選手達なのだから、去就を含め詳細な情報発信をしてほしい。 ・また今年の国体においてジェフに所属する選手が多数活躍したにも関わらず、ほとんど情報発信がなされなかったのはなぜか。国体の千葉県サッカー代表のうち、成年男子は一人を除いて全員がリザーブズ所属の選手達であり、少年男子はジェフと柏のユース所属選手が中心だった。女子もジェフレディースが中心。彼らの情報も、ジェフとして積極的に発信すべきではないのか? ・可能ならば、サハラカップ等ユースの大会に関しても、コメントやレポート等を望みたい。 ・ジェフ全体の姿勢として、あまりに秘密主義ではないのか? ・契約更改を終了した選手の情報は、以前のサポコミで「契約事は公開できない」とコメントがあった。しかし現在、他クラブでは公開する例も多く、ジェフだけがどうしても公開できない理由というのも少ないのではないか。 ・2008年1月8日現在、Jリーグ33クラブ中、半数近い14クラブが既存選手の契約更改情報を公式HPに掲載している。   公開:  札幌/横浜FM/新潟/磐田/京都/大分/仙台/山形/水戸/広島/徳島         /福岡/鳥栖/熊本   非公開: 鹿島/浦和/大宮/柏/東京V/FC東京/川崎/清水/G大阪/神戸/草津         /横浜FC/湘南/甲府/岐阜/C大阪/愛媛 ・クラブの意思によって公開しないのであれば、それはなぜなのか? ・主力選手の流出が続いているだけに、サポとしては応援する選手達が来季も残ってくれるのかどうか、もの凄く不安な気持ちでシーズンオフをすごしている。契約更改情報は、まさにシーズンチケットを買うかどうかを考える判断材料なので、ぜひ公開をお願いしたい。 ・選手が負傷したり故障したりした際の情報発信がないのもサポには不安である。クラブとしてその情報を公開しないのはなぜか? ・情報が全般的に事務的/画一的であり、クラブや選手を応援したい気持ちを盛り上げるような内容ではない。広報/宣伝のスタッフと試合運営スタッフとが連動し、もっと試合を盛り上げるような積極的な活動はできないのか。 ・サッカーも興行ビジネス/エンターテイメントという側面があるはず。フロントはどのように“盛り上げ”を考えているのか? ・選手や監督のコメントや写真など、ジェフの広報自らが積極的に発信し、コンテンツを作っていく事はできないのか? 【4:地域密着の現状は】 ・サッカーおとどけ隊の現状は? ・行政とのコミュニケーションは? ・地域イベント等への参加は? ・「Jリーガーズ ウイーク」で小学校を訪問しているが、このような活動は「Jリーガーズ ウイーク」に限らずもっとすべきではないのか? ・千葉大学との提携では、現在、何が行われているのか? ・千葉大学に限らず、ホームタウン内の大学〜小学校へのアプローチはどのように行われているのか? ・ホームタウンである千葉市/市原市に限らず、その近隣へのアプローチはどのように考えているのか?以前のサポコミでは、他クラブのホームタウンへのアプローチは禁じられている・・という発言があったが、そこまで広範囲ではなくとも千葉市/市原市への隣接自治体へのアプローチは必要なのではないか? 【5:その他】 ・ジェフリザーブズやジェフレディース独自のグッズ販売はできないか?せっかく一つのチームとして活動しているのだから、トップのグッズのおさがりではなく、そのチームならではのグッズを作って販売する事で、それぞれのチームを応援するサポもより愛着が増すし、応援しがいもあると思う。選手個別のグッズはトップに比べてやりづらいにしても、せめてチームロゴをあしらったグッズなら実現できないか? 意見:2007年の良かった点 2007年におけるジェフの運営等において、興味深いものや嬉しかった改善事項等、まとめます。今後の運営等のご参考にしていただけますと幸いです。 ・「蘇我商業祭」には今後も期待したい。フクアリでのHome戦開催日は、駅からスタジアムまでをもっとイベントとして盛り上げて欲しい。その第一歩としては面白い試みだと思う。 ・リザーブズの試合レポートに、監督や選手のコメントがつくようになった。 ・リザーブズもジェフの一員なのだから、ぜひコメントやレポートをどんどん充実させてほしい。 ・また、リザーブズと同じようにレディースの試合後のコメントなども増やして欲しい。 ・Home戦毎の催事情報が、試合の都度、まとめて公開されるようになったのは嬉しい。イベントの単位で情報がUPされていると、その試合の当日には気づかない事もあるので、スケジュールでの公開は、情報のリマインダーとして効果的だったと思う。 ・しかし新着情報の中に、他の情報と同列に並んでいるためわかりづらい。トップページ上部のバナーからも飛べるにしろ、目立たないのではないか。 ・一つのコンテンツページとして扱いを大きくしてわかりやすくアピールしてはどうか? ・ジェフプレスを選手自らが駅で配布した事は、ニュースとして情報も流れ、露出効果もあったと思っている。また、スタジアムには来ない一般層に対し、ジェフという存在を認知させる活動として効果的かと。選手達としても、自分達が世間一般からみてどのような位置づけか考えるきっかけになったのではないか。(選手自身の認識より、ずっと知名度がなかった事を実感したと報道アリ) ・ベッペ・ヴィオラ杯やトリノ市国際サッカー大会など、イタリアでの大会に挑戦。これらのような海外での大会参加は、サポとしても興味深いし期待がもてる。育成活動としても楽しみ。 ・能登半島地震チャリティ募金実施 ・「ジェフユナイテッド市原・千葉レディースオフィシャルブログ」こういう取り組みは、選手を身近に感じられてサポとしてはとても嬉しく思う。 ・各協賛企業との「マッチデー」が以前より増えたと思う。 ・「ジェフ・トークバトルVOL.4」(@ぴあ)は、引き続き今後も開催してほしい。 ・フクアリにおけるフードメニュー(スタジアム内部だけでなく、外部の屋台村ふくめ)は、ジェフサポだけではなく他クラブのサポにも大変好評である。ぜひとも、今後、もっと拡充してほしい。 ・「平日試合開催の後半から半額チケット販売」も試みとしては興味深い。実際の利用者数や動員に効果があるのであれば、ぜひ今後も続けて欲しい。 ・千葉大学と提携しての「学生無料観戦」は、「新規層獲得」は面白い試みだと思う。これは実際に来場者数や認知拡大に効果はあったのか?また、千葉大学以外の学校に対して、同じようなアプローチはできないのか? ・「蘇我駅の発車予告ベルがOverになった」。今後も、蘇我駅からフクアリまでの一帯をぜひジェフカラーで盛り上げて欲しい。 ・浦和レッズ戦のチケット販売は、昨年までにくらべてAwayサポにわたる枚数が少なく、効果的であったと思っている。特に浦和戦のチケットに関しては今後も注意深く取り扱い、Awayサポや転売目的で購入されないような運営を期待したい。 ・年末の「選手メッセージ」企画は、普段ではあまりコメントを聞けないような選手のコメントを聞けるなど、今までの年末年始企画よりも面白かった。 ・「ファミリー席の実施」。子供といっしょにスタジアムで観戦する親としてはとても助かるものだった。2007年では一部の試合に限った実施だったが、今後可能であれば、このファミリー席のシーズンチケット化を期待したい。また席の配置も、コーナー自由席だけではなくホーム自由席の一部を割り当てるなども検討してほしい。