歯磨きは、やみくもにこっち磨いて、あっち磨いて、また同じところを磨いてと、
ならないように、磨く順序を決めて、効率よく短時間に終わらせましょう。
上の前歯(左右2本づつに分けて)→左上奥歯→右上奥歯→右下奥歯→下の前歯→左下奥歯
(上が磨き終わったから、あとは下を磨いて終わろうね)
このとき、それぞれの部位を磨き終わるごとに、コップに用意した水で、歯プラシを洗い、
ティッシュで水気をきってから、次の部位を磨きましょう。
(ロの中に汚れを残さないため。唾液でロの中かいっぱいになると、
苦しくて歯磨きを嫌がるようになってしまいます)
歯と歯の間に隙間がないと、歯ブラシだけでは汚れがとれず、
虫歯になってしまいます。
歯と歯の間がつまっている歯並びの場合は、
糸ようじゃ、デンタルフロスを使いましょう。
歯と歯茎の境界も、歯ブラシを横に動かすだけでなく、
縦に動かして、汚れをとっていきましょう。
@ ビスケット・クッキー・スナック菓子
→ 粉状になって、唾液で洗い流しにくく、ロの中に残りやすい。
***飲み物はコップのみのお茶で***
A ソフトせんべい・クラッカー
→ かけらにはなるが、水にふやけやすく、唾液で洗い流しやすいため、
口の中に残りにくい。
B アメ・キャラメル・ハイチュウ
→ なめて溶け出すと、口の中すみずみに糖分を拡散してしまいます。
また、1個だけでは中々すみません。
2、3個と欲しがるまま、与えるのではなく、お茶を飲んだら2個目を
あげるといった、主導権はお父さん、お母さんが持てるようにして下さい。
@ 牛乳や果汁100%ジュース
コップを使って飲んだ場合、コップに残りやすいものは、口の中にも残りやすい。
けれども、栄養価は高いため、ストローを使って飲ませましょう。
A スボーツドリンク
体調が良くない時、脱水症状を改善するためには、イオン飲料は摂取が必要ですが、ほとんどはブドウ糖といった糖分でできています。健康な時に多飲するのはやめましょう。
B お茶
緑茶に比べて、焙煎された麦茶やクーロン茶は歯の表面に着色しやすいため、着色が気になるときは、煮出したものは少し薄めて飲みましょう。
お茶や水など、口の中を洗い流したいときは、コップ飲みで
口の中に残したくないものは、ストロー飲みをしましょう。
2010・2・21助産師の会講演会
「歯の話パート2」石田真喜子先生の資料より編集しました